ボール式熱交換器自動洗浄装置「XAC」は、
シェル&チューブ式熱交換器のチューブを日常的に自動洗浄できるメンテナンスツールです。
汚れの付着を未然に防ぐこの装置には、従来の洗浄法にはない大きなメリットがたくさんあります。
「XAC」を導入いただければ、大きく「省エネルギー」「設備の延命」「省メンテナンス」という3つの効果が期待できます。
これら3つのメリットによって、長期的にみれば冷凍機・コンプレッサー・自家発電設備にかかるライフサイクルコストを大幅に削減することが可能です。
省エネルギー効果
熱交換器のチューブ内に汚れが付着すると、稼働効率が低下して燃料消費量が増えることは多くの方がご存じです。
しかし、実際にどの程度効率が下がるかはあまり知られていません。
右記のグラフをみると、わずか0.6mmの汚れが付着しただけで20%以上もエネルギー消費量が増えることがわかります。
従来のメンテナンス方法では、一度洗浄しても次の洗浄を行うまでに汚れが蓄積してしまい、機械の稼働効率が大幅に低下してしまうという問題がありました。
しかし「XAC」は熱交換器が稼働するたびに連動して自動でチューブ洗浄を行うので汚れの付着が起こりません。
このため燃料消費量の上昇が防げ、大きな省エネルギー効果が期待できます。
設備の延命効果
熱交換器の細管に汚れが付着すると、その部分から腐食が起こります。
これは、汚れの成分と細管の成分が反応してイオンが発生し、酸素濃淡電池が形成されるため。
この状態が続くとやがて細管には穴があき、設備の破損につながります。
「XAC」は熱交換器が作動するたび何度も自動的に洗浄を行うので、この原因となる汚れの付着・蓄積を防ぎます。
細管の孔食を未然に防ぐことで、設備の延命効果が得られるのです。
省メンテナンス効果
従来のチューブクリーニングでは、熱交換器の配管を毎年ブラシ洗浄し、さらにスケール成分などの落ちにくい汚れを除去するため、5~10年ごとに薬品洗浄を行うというのが一般的です。
しかしそれには、ブラシ洗浄は1回30万円程度、薬品洗浄は1回200万円程度という高額のメンテナンス費用が必要でした(メンテナンス費用は設備の規模にもよります)。
しかし、「XAC」を一度導入していただくだけで、以降のブラシや薬品による洗浄が不要に。
これらのメンテナンス費用が削減できるうえ、洗浄のたびに機械を停止する必要がないので、作業の妨げにもなりません。
「XAC」のメンテナンスはスポンジボールの交換だけ。
また完全クローズドシステムなので、万一故障した場合でも熱交換器には影響がないので安心です。
「メリットがたくさんあるのはわかったけど、うちに導入できるかなあ」
「工場のスペースに余裕がないから、興味はあるけど無理かも」
などとあきらめていませんか? ボール式熱交換器自動洗浄装置「XAC」は、導入しやすさにもこだわって製作しております。
標準スペックを基に、お客様それぞれのご要望に合わせ本体ユニットのレイアウトが自由に選べるので、少ないスペースでも設置可能。
1台の制御盤で最大6台まで連続洗浄できるマルチ制御も可能なため、費用対効果をさらに高められます。
少しでも興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。