熱交換器内に汚れが付着すると、そこから伝熱管チューブが腐食して破損しまうことはご存じの方も多いと思います。
チューブの腐食は、汚れの成分が細管の成分と化学反応し、イオンが発生して酸素濃淡電池が形成されることによって起こります。汚れの付着を防ぐことは洗浄コストの削減だけでなく、機械自体の延命にもつながるのです。
従来の腐食対策では限界も
従来は汚れの付着による腐食の対策として、防食剤を用いてきました。しかしそれでは汚れの付着自体を防ぐことはできず、腐食を遅らせる効果しか得られません。根本的に腐食という問題を解決するには、汚れの付着を「遅らせる」のではなく「防ぐ」ことが重要です。
自動洗浄で汚れが引き起こすリスクを軽減
ターボ式冷凍機・吸収式冷凍機・吸収式冷温水機などに備わっている熱交換器内に付着した汚れを放っておいて腐食が拡大してしまうと、やがてチューブに穴があいて破損するというトラブルを引き起こします。
チューブが破損してしまうと、結果的に機械の修理・交換代などの多額の費用が発生。
そのうえ、修理や部品交換の間は全面的に作業を停止しなければならなくなる可能性もでてきます。
しかし、当社のボール式熱交換器自動洗浄装置「XAC」を導入していただくことで、日常的なチューブクリーニングの自動化が可能。
汚れの付着やそれが招く腐食リスクを大幅に軽減できます。
腐食トラブル
例:デポジットアタック(付着物による局部腐食)
「XAC」は、機器内部を流れる冷却水を利用し、スポンジボールをシェル&チューブ式熱交換器の細管に通すことで物理洗浄を自動化するメンテナンスツールです。
汚れがごく軽度の段階ですぐに洗浄できるため、
デポジットアタック(汚れの付着による局部腐食)のリスクを根本から改善します。
あなたが解決すべき場所は?
ボール式熱交換器自動洗浄装置「XAC」は、さまざまな施設に設置可能。
大規模な工場・施設ほど汚れの付着による燃料消費量の上昇や定期洗浄コストの上昇といった影響を受けやすいですが、そのぶん自動洗浄を導入した場合のコストメリットも得やすくなります。
- 設置可能な施設
-
- 製造・加工工場
- 商業施設
- 冷蔵・冷凍倉庫
- 化学プラント など